土を耕すように、この場所での時間を耕す。泊まるを通して心をほどく「余白」をデザインする。
【求人募集】
KURKKU FIELDSにある宿泊施設【TINY HOUSE VILLAGE】は、2026年4月にリニューアルオープンを迎えます。
2019年から営業が始まったTINY HOUSE VILLAGE。これまでKURKKU FIELDSを色濃く体験出来る場として、多くのお客様をお迎えしてきました。
今回のリニューアルではエリアが約2倍に拡張され、現在6棟のタイニーハウスが9棟になります。またこの機に、改めてどんな価値を届けたいかをチームで考えプランのアップデートを進めています。



着々と準備を進める日々。今回の記事では、単なる施設の拡張にとどまらないリニューアルへの思いや、タイニーハウスビレッジが目指すこれからの景色について、立ち上げを行った新井と、今年新たに宿泊事業の責任者として入社した小笠原が語ります。
また、この新しいスタートラインに立ち、一緒に場を育んでいく仲間も募集中です。 孤独にならず、チームで営む“宿”の仕事。その働き方の可能性についても、二人の対話から紐解きます。

新井洸真 / あらい こうま(右):施設全体の運営・経営企画
2017年、大学院修了と同時に前身となる株式会社 KURKKU へ入社。KURKKU FIELDSの立ち上げメンバーとして木更津の土地の開拓から携わる。TINY HOUSE VILLAGEオープン時は企画開発から運営までを担当。
小笠原康太 / おがさわら こうた(左):宿泊部門リーダー
2026年1月入社。UDS株式会社等、旅館、ライフスタイルホテルからホステルまで幅広いカテゴリーの宿泊事業に携わり、現在はTINY HOUSE VILLAGEおよびcocoonの責任者に。
TINY HOUSE VILLAGEのこれまでと、これから

小笠原: 新井さんは立ち上げからずっとここを見てきていますよね。 実際にこれまで運営してきて、どうでしたか? この場所で、どんな景色が生まれていたんでしょう。
新井: ありがたいことに、本当にたくさんのお客様に来ていただいて。やってみて改めて、宿泊が持つ力の大きさを感じましたね。 夜、焚き火を囲んでお客様同士が自然と会話していたり、1年のうちに何度も来てくださる方もいらっしゃったり。ただ泊まるだけじゃなくて、ここで過ごす時間そのものが、誰かの記憶に深く刻まれているなという手応えはすごくありました。
小笠原: 僕も着任してから過去の様子を伺いましたけど、稼働率も高くて、すごく愛されている施設だったんだなと感じます。 チェックインして、ファームツアーで農場を巡って、夜はみんなでBBQをして、朝はダイニングで朝食をとる。KURKKU FIELDSの魅力をフルコースで体験できる、すごく満足度の高い場所ですよね。
新井: これまではそんな風に“体験”がいっぱいで充実していることが魅力だったと思う。 ただ、そうやっていろんなサービスが整ってきた今だからこそ、ふと立ち止まって考えたこともあって。 タイニーハウスが本来持っている精神性、つまり“シンプルさ”とか余白みたいなものを、もっと深く味わってもらえる可能性があるんじゃないか、と。
オープン当初はなかった地中図書館が出来たことも大きな変化で、滞在の選択肢が増えた今、シンプルな滞在の中でお客様一人ひとりがその季節、その時の気分に合わせて過ごし方を選んでいただけるような提案をしたいよね。

小笠原: 僕自身も旅が好きで各地に行っていましたが、印象に残っている瞬間は余白の中で生まれることも多かったです。シャワーを浴びて外の風を浴びながら夕陽を見ている時間とか、部屋でお茶を飲みながら本を開く時間とか。だから今回のリニューアルでは、お客様が“選べる時間”を増やしたいとチームで話していますよね。夕食は全員がBBQではなくオプション制にしたり、朝食の時間の自由度を高めたり。

タイニーハウスはキャンプのように一緒に来た人と親しさが増すのも魅力ですが、静かに自然を味わったり自分と向き合うような時間もより過ごしやすい選択の幅を作っていけたら良いなと感じます。
「余白」がつくる豊かさを
新井: 小笠原くんはいくつかの宿泊施設で働いてきて、KURKKU FIELDSの宿泊施設で働くということをどう思う?
小笠原: ここで働く特別さはたくさんあります。 まず園内で作られたものを提供できること。他の部門と連携してお客様をお迎えできるのは、本当に贅沢です。仕入れ・生産・提供がシームレスに繋がっているのは、他にはない強みですね。様々なリクエストに柔軟に対応できることもそうですし、自然の移り変わりだけでなく、この農場で働く仲間がどんな日々を通して目の前にある野菜やチーズ、料理などを作られたのか、自分で見聞きしたことをお客様に伝えられるのも魅力です。

あと、毎週定休日があることが実は特別なことなんです。ここは火曜・水曜が基本的に休みでチェックインのお客様がいるのは木曜から日曜まで。 一般的な宿泊業は365日24時間動き続けます。でも、ここでは毎週リセットしてリカバリーできる。
この「余白」があることは、宿泊業界を経験してきた人ほど、大きな価値だと感じるはずです。出勤日は毎日社員が顔を合わせることが出来るので、その余白を使って次はどうお客様に喜んでいただけるかを話し合ったり、悩みを話し合ったり。良い宿を続けるにはチームの健やかさや信頼関係がとても大切なので、その点でも定休日があるのは大きいなと感じます。

新井:僕の地元は民宿やペンションの多いエリアですが、民宿や農家は“止まれない”のが当たり前でした。雪が降っても田植えが始まっても、家族だけでずっと回し続けている。今はもう後継者がいなくて、農業か宿か、あるいは両方を畳むしかないという状況が各地で起きています。また、今は自身で小商いとして農業と宿を両立させたいという方の話も聞くけれど、“止まれない”という事実は飛び込むのにハードルを高くさせている。
小笠原:それを一人で抱え込むのではなく、チームで持続させる。 孤独な宿主としての戦いではなく、部門を越えた横の繋がり(チーム)で支え合えるのがKURKKU FIELDSという会社で取り組める強みですね。
新井:以前は“表現者が集まる村(ビレッジ)”のような、もっと個々が独立した形が持続的なのかと考えた時期もありました。でも今は、“チームで達成する喜びを取り戻せる場所”としての価値を強く感じています。
自分自身の宿として、お客様をお迎えする
新井:宿という場所は、やっぱり“あの人に会いに行く”という側面があると思うんです。 施設が綺麗だとか便利だとか、それも大事ですが、結局はそこで働く人の在り方が、その宿の印象を決定づける。 だからこそ、雇われているスタッフとして業務をこなすのではなく、“ここが自分の宿なんだ”という思いを持って働いてほしいんです。

小笠原:そのためにも自分自身がこの場所の自然や時間を味わって、それを好きでいることが、結果として一番のおもてなしになると思っています。本人の個性や興味関心を活かして働いた先に、お客様を家に招くような感覚になってくださったら嬉しいです。
新井:そうだね。宿泊業界は経験がなくても、これまでの人生で培ってきたスキルや知見が全て生きる場所だと思います。 料理が好きな人、掃除が得意な人、旅が好きな人。単に朝に強いだけでもいい。暮らしを司る仕事だから、これまでの人生の選択すべてが武器になる。
小笠原:分業されがちな宿泊業で、一つの宿を運営出来るポジションです。簡単な調理や清掃、接客、売上管理など宿の運営に必要なことはほとんど自分たちで担当出来るため、自身で宿の経営をしてみたい方にも合うように感じます。そうでなくても、旅が好きで宿泊業に興味を持っていたなど、どんな動機でも出会ってくださった人とはぜひお話してみたいです。
また、お客様と向き合う仕事ではありますが、明るいことだけがコミュニケーション能力ではないので、その方にあったスタイルでお客様と信頼関係を結べるよう一緒に方法を考えて行けたらと思っています。

リニューアルオープンは4月ですが、そこがゴールではありません。チームも会社も全てが整っているという状況ではない。私も入社したばかりで、発展途上の状況です。
もっとこうした方が心地いいんじゃないかと、チームで話し合いながら一緒に作り上げていける。そんなフェーズを楽しめる方にぜひ仲間になってほしいですね。

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